世界ふしぎ発見!キリマンジャロ編
久しぶりのテレビ番組コーディネート。嬉しいですね。最近町のロケばかりで、自然を相手にロケをするのは何年振りでしょう。
自然=国立公園なので許可取りなどの準備は大変ですが、ロケが始まってしまえば僕は自然の流れに身を任せて行くだけです。自然相手ですからね。
今回は以前2004年に一度キリマンジャロをロケしているあの番組が、再度キリマンジャロをロケするお仕事でした。
この番組は今回で3回目。毎回楽しみにしています。何故なら有名人の方が来るロケには全く縁が無い私なので、レポーターの方が同行してくるこの番組ロケは気合が入ります。
今回は出水麻衣さん。しかしこの番組のレポーターの方は、みんなお嬢さんっぽくて、でもツンとしてなくて感じがとてもいい人ばかりですね。ロケ隊ともすっごく仲が良さそう。
みんなでワイワイと楽しく仕事をしている感じで、コーディネートもやりやすい雰囲気で助かりました。
まずはサファリからスタートです。今回はタランギーレ公園に日帰りで行きました。
狭い車内でカメラマンさんは大変そうです。
残念ながらライオンは見れず。しかし出水さんがシマウマを見た瞬間に大爆笑を。
何が起こったのか訳が分からずに僕もつられて苦笑 い。シマウマの何かが彼女のツボにはまったのでしょう。
楽しいサファリドライブでした。
アルーシャの喫茶店でキリマンジャロコーヒーを。
僕がよく行く店なので、一人でコーヒーを飲みに行くとこのロケ風景を思い出しフッと笑顔に。
竹のお酒ウランジをロケ。
このグラスに入っているお酒を入手するのに大変でした。
アルーシャのある北部は乾季でお酒が出来ないので、本家本元の南部から取り寄せました。
長距離バスで運んでもらったのですが、1回目は揺られたためかガスで蓋が外れ全部こぼれてしまいました。それだけならまだしも他の乗客の荷物にも被害が。怒られたです。
そして2回目。
今度はちゃんとガスが抜けるように穴を入れ準備万端。そしてアルーシャ到着したバスに取に行くと、お酒が無い・・・。
運転手はそんなお酒は知 らないと。飲んだな、こいつら。
そんなこんなでロケ隊到着。もう時間が無いなか最後の挑戦です。今度は乗客に直接頼んで持ってきてもらうことに。これが無事に届いて、このグラスのお酒が出来上がりました。
ちなみに南部のイリンガからアルーシャまで、バスで12時間以上は掛かる距離です。
キリマンジャロから流れる滝をロケしたいと。モシ町の近くに滝があるのは昔から聞いていたので、そこにしようと決めていました。
ただ行ったことないため、事前に確認がてら行ってみることに。どんな悪路なのか分からないため、車ではなくバイクタクシーで向かうことに。
これが間違いでした。
デコボコ道に揺られ、お尻が荷物を載せるフレーム部分に当たり痛い!
しかもこのバイクのお兄さんは道を知らなかったらしく、滝への曲り角を通り過ぎ車道が終わり畑のあぜ道になった所でさすがに間違えたと白状した。もうお尻が痛いのに。と、散々な目に合い、辿り着いた滝でした。
お尻の皮がめくれ、骨が痛い。
そしてロケ当日。今度は車で快適に滝へ向かう。が、どうも目印の場所が出てこない。
似たような田舎の家と風景なので、間違えたかなと思いつつ祈るように突き進む。そして間違えていた。すいません、ロケ隊のみなさん。
そしていよいよキリマンジャロ登山スタートです。
ガイドは古株のアロンに。
いつもロケ登山の際は裏方でまとめ役をやってもらっているのですが、今回は面白いガイドとリクエストがあったので、いつもジョークばかり言っている彼にしてみました。
下ネタも大好きだから、少し心配だったけど。
天気は良かったです。登りは雨に全く降られず、山は綺麗に見えていました。
ロケ隊のみんなは元気で陽気な方ばかりです。
高山病も心配なさそうで、これは全員登頂できそうな雰囲気です。
登頂アタックの前。バラフキャンプの夕方の風景。
奥の赤い服が出水さん。手前の方がディレクター。
後で知りましたが、この時に出水さんはディレクターから登頂の想いを聞いて、何としてでも登ろう!と思ったそうです。
そしてその想いは通じて・・・。
全員登頂しました。ふ〜、良かった、良かった。
さて、後は苦手な下山だね。
お疲れ様でした〜。